本事業では、プノンペン教員養成大学およびバッタンバン教員養成大学において、小学校教員養成課程の「学校保健」科目を教える教官を対象に、学校保健研修を行っています。
学校保健研修の内容は、学校保健教科書の各章の専門的な内容に関する講義や、教授法に関する講義、教官らによる模擬授業の実践、外部講師を招いた関連領域に関する講義と演習、障がい者支援施設や博物館の見学等、多岐に渡っています。研修の様子は、ニュースレターを通してご覧いただけます。
また、本事業では、カンボジアで学校保健研修を実施するにあたり、2段階にわたる研修システムを取り入れています。1段階目では、日本の大学教員から、カンボジアのマスタートレーナー教官に対して事前にオンライン講義を行い、研修当日の2段階目では、カンボジアのマスタートレーナー教官から他の教官に対して講義を行っています。
※マスタートレーナーとは:本事業において、リーダー的役割を担っている教員養成大学の教官たちのことです。事業開始とともに、教員養成大学の教官たちの中から、マスタートレーナー志望者を募集し、書類と面接選考を実施しました。