第18回 学校保健研修 開催
第18回の学校保健教官トレーニングを7月8日から11日で開催しました。
今回のトレーニングは、授業研究がメインとなり、プノンペン教員養成大学、バッタンバン教員養成大学で行いました。
プノンペン教員養成大学のSreyry先生による『感染症とその予防』、バッタンバン教員養成大学のSomnea先生による『歯の健康』についての授業が、それぞれの大学3年生に向けて行われました。
両日とも、授業のあとに研究協議会が行われ、「よかった点」「課題点」「学んだ点」の3つの観点から、活発な意見交換が行われました。
最終日には、バッタンバンにあるPhare Ponleu SelpakというNGOが運営している芸術学校の見学と、本プロジェクトの教官による『栄養と健康的な食事』についての授業が行われました。
見学では、絵画やオブジェなどの作品、伝統楽器の練習をする子どもたちの姿も見かけました。体操の練習場では、ふと気が付くと、本プロジェクトの教官が子どもたちにまざってフラフープをやっている姿が!
この芸術学校では、地域に開かれた教育を実践しており、地域の子供たちにも絵画教室や図書室を開放しています。
教官が芸術学校の生徒を対象に行った栄養の授業では、昨日食べた食べ物を思い出してもらことからスタート。必要な栄養素、食生活に起因する病気の予防についてなどを学び、自分事として捉えられるような授業内容となっていました。授業終了後、芸術学校の先生から、今回参加できなかった生徒たちに、同じ授業を行いたいので、資料を提供してくれないかとの話があったそうです。本プロジェクトの教官たちが一生懸命準備して実施されている授業が、このように広がりを見せることにも感動しました。