第13回 学校保健研修 開催
8月7日から4日間の学校保健教官トレーニングを開催しました。今回はバッタンバンとプノンペンの両教員養成大学で、学校保健の研究授業を行うというのが研修の大きな目的です。1日目、まずはバッタンバン教員養成大学でオープニングセレモニーと、朝倉教授からの「研究授業の手法について」ワークショップを開催しました。プノンペン⇄バッタンバン間、今回はみんなでワイワイとバス移動。
カンボジアの教員養成大学で初の、学校保健の研究授業を行いました。8月8日午前、バッタンバン教員養成大学にてChan Ra先生の「身の回りの衛生と健康」の授業を、8月9日午前、プノンペン教員養成大学にてLok Solinda先生の「成長と発達」の授業を今回の研究授業としました。それぞれ事後研究会では、”よかった点”や”改善点”についての意見を出し合い、自分の授業へどう取り入れるかなど、真剣に話し合いました。本音で語り、保健という未知なる科目に真摯に向き合っていく教員養成大学の教官たちの主体性が発揮された、意義ある2日間でした。
4日目はField Studyで、National Instutute of Special Education(NISE)を訪問しました。特別支援教育の教員育成と教材の開発にまつわるお話を聞かせていただき、その後目が見えない子どもと耳が聞こえない子どもが通う学校(幼稚園から高校まで)を見学しました。TECにはNISEで短期研修を受けたことがある教官が複数いました、TECでも学校保健の中で「障害と教育」「Inclusive education」について学生に教えていくことになっています。NISEのみなさま、よい機会をくださりありがとうございました。